本記事では、これまで「ダメ、絶対。」でお馴染みだった大麻の存在が、受け入れらていく過程をご紹介しています。
静かに輸入が解禁していた2010年代
みなさんは「CBD」という言葉を耳にしたことはありますか?
CBDは、一言でいえば、大麻草由来の「カンナビジオール(cannabidiol)」という成分のことを指します。日本では、2013年頃からCBD製品が輸入されはじめてきたとされています。
大麻と聞くと、規制薬物のイメージが根強いと思いますが、CBDは大麻由来の成分ではありますが、麻薬に指定されている禁止成分とは異なる、合法な成分とされます。

なぜ同じ大麻草から取れるのに、禁止成分と合法成分に分けられるの?
たしかに、なぜ同じ大麻草から取れる成分なのに、扱い方がちがうのか不思議に思われる方も多いでしょう。
そのちがいは、「精神に作用したり、中毒症状を起こすのか」という点です。一般的に、そのような作用を起こすものが禁止成分とされ、それは「テトラヒドロカンナビノール(tetrahydrocannabinol)」という成分になります。略して「THC」といわれます。
日本では、1948年(昭和23)に大麻取締法が制定され、「葉」「花穂」「根」「成熟した茎からの樹脂」など、「部位」によってその使用などが規制されていました。

その後、2023年(令和2)に法改正がなされ、「部位」ではなく「成分」で規制されるようになりました。

この部位の規制のみで長年取り締まわれていたことから、「規制されていない部位」から作られた製品として、CBD製品が輸入されはじめたのが、2013年頃からとされます。

そっか!成分に関わらず、規制外の部位から作られた製品であると主張すれば、法律にはひっかからないものね。
日本では古来から麻製品が使われてきた
北海道では、かつて屯田兵が開拓する際の殖産として、大麻草栽培が奨励されていました。その名残として、町名に「大麻(おおあさ)町」とつけられている地区が今でも存在します。
大麻の種は七味唐辛子にも使われていますし、成熟した茎は、衣料品やインテリア雑貨にも活用されます。


たしかに、リネン生地も麻の一種だね!考えてみると、麻を使ったものは生活の中にたくさんあるね。
表舞台に登場しはじめたCBD
コロナ禍のすこし前から、この成分として違法性のないCBD関連の製品が登場しはじめます。筆者が初めてその存在を目にしたのは、新宿マルイ本館にオープンしたカフェでした。
グルテンフリーやヴィーガン対応メニューと、おなじ位置付けとしての「CBD」というカジュアルな印象を受けました。
そのほかにも、アロマオイルと同様にCBDオイルもそのリラックス効果を期待できます。

CBDは自律神経を整えたり、痛みの緩和などの効果が期待できるんだね。
まとめ
ここまでみてきたように、日本の百貨店でも、すでにCBD専門店が誕生している背景から、一概に「CBD = なんだか怪しい・・・?」ということではない潮流が見られます。
新宿マルイ本館のカフェも、連日にぎわいを見せていることから、わりとフランクに受け入れられている様子も伺えます。
これまで「ダメ、絶対。」でお馴染みだった大麻の存在が、受け入れらていく過程を見てきました。
「自然由来」「オーガニック」といった健康志向の一環として、CBDもプレゼンスを増している昨今。
CBDがなんだかよくわからない人は、試してみる前にぜひご自身で調べてみると安心かもしれません。
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